20050520

以下の記事を読んだ。
スターウォーズの最新作である「シスの復讐」がもうすぐ公開される。ファントム・メナスクローンの攻撃に対してはスターウォーズの往年のファンの評価は厳しかった。マスコミでの批評も散々なものであった。しかしファンは文句を言いつつも繰り返し見てしまうし、関連グッズを買いあさるという複雑な心理状態になっている。子供の頃にスターウォーズを見た体験を引きずったまま大人になっているために、スターウォーズを見ることは自らの成長を振り返るということでもあるらしい。「シスの復讐」はマスコミでの評価も高く、試写を見たファンも高い評価を出しているようだ。ファントム・メナスは評判は良くなかったものの、興行収入では歴代1位という成績を残している。スターウォーズファンの結束は固いために、新しい作品が公開されないとしても、充分コミュニティとして生き残れると見るファンもいる。


・起業家になりたいと考える人は多い。調査では成人の3分の1が5年以内に独立したいと考えているとの結果も出ている。マスコミもこのような起業家への関心の高まりを放置しておくはずもなく、多くのテレビ番組やラジオ番組が放送されている。苦境にある起業家に専門家を派遣して、建て直しを図るというCNNのテレビ番組(The TurnAround)や、コンテストの優勝者に起業資金を提供するという番組もある。また黒人や女性といった白人男性以外の起業家に焦点を当てた番組も存在している。


・夏のコンサートシーズンに向けて、プロモーターは昨年の失敗を繰り返さないように対策を練っている。昨年は近年まれに見るコンサートビジネスの不振となった。入場料が高くなったためにチケットが売れず、多くのコンサートがキャンセルになってしまった。今年はその反動で価格を引き下げる動きも目立つ。また電子メールなどを使って積極的にプロモーションを行なうケースも多い。昨年の入場料の高騰はアーティストへのギャランティの高騰を受けたものであった。そのギャランティも今年はだいぶ下落しているという。チケット価格が安くなったとは言え、高額なシートは依然健在である。人気のあるタレントの場合は高くてもすぐに売れてしまうだ。ローリングストーンズのツアーのチケットはすぐに売り切れている。


ノースキャロライナ州にあるDurhamという町はダイエット産業のメッカとなりつつある。ここではいくつかの大手のダイエット支援企業が本拠を構えているのだ。そこでダイエット治療を受けるために多くの肥満患者がやってくる。彼らの多くは町に滞在して生活しながらダイエット治療を受けるために、ダイエット支援企業以外にも多くのお金が町に落ちることになる。ダイエットが成功すると新しい靴、新しい服、新しいめがねなどを購入するため魅力的な顧客でもある。


・Marriottは多くのホテルチェーンを運営している。同社は現在のCEOであるBill Marriott氏の父親が創業した企業であり、現CEOがホテルビジネスに参入し急拡大を遂げた。CEOは既に70歳を超えており、後継者問題を考えなくてはならない状況にある。同社はMarriott一族で株式を2割程度しか保有していないので、簡単に自分の息子に後を継がせるわけにはいかないという面もある。一族の中で後継者として有力視されているのがJohn Marriott氏である。しかし同氏には強力なライバルがいるのだ。CFOのSorensen氏である。同氏は弁護士であったが、同社の不動産部門の分離という難問で成果を上げたあとに、同社に入社したという経歴がある。その後ホテルオーナーと同社との間でロイヤルティー額の問題が発生した際にも、業績に与える影響を最小限に抑えつつ問題を解決したという実績を有している。ウォール街では会社の顔としての役割も果たしており、高い評価を得ている。



CNNのThe TurnAroundという番組はあたかも、「愛の貧乏脱出大作戦」みたいだ。
リッツ・カールトンもマリオットが運営しているとは知らなかった。