20050331

PC上で以下の記事を読んだ。通勤のお供のiPod Shuffleは途中で電池切れ。
Morgan Stanleyモルガン・スタンレー)が揺れている。CEOであるPhilip Purcell氏と投資銀行業務の元幹部達が対立しているのだ。CEOの経営方針に反対している。既に多くの幹部が退社している。今回の経営陣の混乱は、同社自らの売却か、事業売却につながるのではないかとの憶測が流れている。CEOに対立するグループがフィナンシャルアドバイザーとして同社のM&Aを率いていたGreenhill氏を招いたことが噂を更に高めることとなった。既にヘッジファンドなどがM&A期待で株を買い上げているため株価は上昇している。全体を売却するとなると、買い手はBank of AmericaやHSBCが噂されており、個人向けリテール分野の売却となれば、Wachoviaの名前が挙がっている。またクレジットカードや資産運用部門の売却も噂されている。


・中国において、経営陣による企業買収(MBO)を規制する法律が検討されている。大企業ではMBOは禁止される一方で、中小規模の企業では一定の条件で認めるという方向に進んでいる。国営企業MBOすることにより、業績の向上が見込め、株価も上昇するとの期待もあるが、過去の事例を見る限りは必ずしもそうではないようだ。もともと情報開示が劣っている中国企業で、MBOが濫用されないか懸念する声もある。今までも国営企業MBOに際して、不当に安い価格で国家から資産を買収したとの疑いで経営陣が逮捕されるという事件があった。


・衛星ラジオ放送では2社が激しい競争を繰り広げている。XMとSiriusである。最初に衛星を打ち上げたのはSiriusだったが、受信機の製造に手間取り、後発のXMに大きな差をつけられてしまった。しかも販売面では自動車業界に食い込んでいるXMが有利な立場に立っている。しかし最近ではSirius も攻勢を強めている。多額の資金を投入して、魅力的なコンテンツを揃えているのだ。NFLやハワード・スターンなどである。反対にXMはコンテンツにはあまり高額な投資を行っていない。タレントの人気は移ろいやすいものと考えているためだ。音楽を流す場合でも2社の方法には差がある。XMはあまり余計なものをつけずに音楽を流すのに対して、Siriusはトークなどを盛り込んでいる。単なる音楽の垂れ流しではiPodなどのデジタルプレーヤーに勝てないと見ているためである。


Heard in Asiaの中国のMBOの記事はあまり理解できなかった。