毎月分配型投資信託は投信業界における破壊的イノベーションではなかったのかと今更ながら思った。毎月、決算を行い、分配金を支払うのは明らかに運用効率は劣る。分配金を捻出するために保有債券の売却や、現金比率を高めに維持することなどが必要なためだ。加えて税金負担も大きくなってしまう。しかし毎月決算ファンドが売れているのは単に販売会社の営業努力だけではないような気がする。投資家の求めるものが投資収益だけではなく、利便性というものに移行してきているのではないかと思えるのだ。
イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)
- 作者: クレイトン・クリステンセン,玉田俊平太,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2011/12/20
- メディア: 単行本
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