シエスタもできないスペインの現状

スペインでは昼食の後にシエスタをとることが日常生活の一部であったが、最近ではなかなか難しくなっているようだ。経済成長により忙しくなっていることと、住宅と職場の距離が離れてきたことにより自宅に戻ることが難しくなってきたためだ。しかしスペイン人の夜更かしの習慣は依然変わっていない。ディナーが夜10時ごろに始まるのは普通であり、深夜まで続く。その一方でスペイン人は早起きであり、7時半にはラッシュアワーが始まるのだ。そのため多くの人が寝不足となっている。シエスタを取れない人は電車やバスの中、美容院など様々な場所で居眠りするようになっている。
In Busy Madrid, There's No Time Now For a Midday Nap
(Wall Street Journal)(2004/09/22)