アジアでのスポーツ中継

アジアにおいて米国などの海外のスポーツの視聴者が増加してきた。アジアでのESPNの加入者は急増している。米国NBAで活躍する中国人が出てきたことも、この流れを加速している。しかし放送するに当たっては、米国の放送で多用されているスラングを現地ユーザーに理解してもらうように翻訳しなくてはならない。ESPNでは専用のスタッフを起用してこの作業に当たらせている。現地で発行されている新聞やサイトなどを見て既に広く利用されている解釈が存在すれば、それをそのまま利用するものの、存在しない場合は自分達で作る必要がある。インドではクリケットが普及しているために野球のスラングクリケット風に言い換えることもある。スラングだけではなく選手名やチーム名も中国人に理解しやすいように短い名前に作り直すという。3月に行われた全米大学バスケットボール選手権では40以上のチームが参加しているために全員の名前を作り上げるには大変な苦労をしたとスタッフは述べている。
Asian Sportscasters, Stumped by 'Airball,' Opt for 'Bread Roll'
(Wall Street Journal)(2004/04/27)