裁判所大忙し

90年代の黄金期に不祥事を起こした企業経営者たちの裁判がピークを迎えようとしている。ウォール街にある裁判所では、多くの経営者の裁判が行われており報道陣や弁護士達でごった返している。間違って違う法廷に入ってしまう被告もある。裁判所の前にはテレビ局が多数テントを張って陣取っており、多くの裁判を同時に報道できるから便利とも語る。道路にあるホットドッグ屋は人が多い割には売上はそれほど伸びないという。経営者達はホットドッグを食べないからだ。また報道陣は時間が無くて食べる暇が無いのだという。裁判所では通信機器の持ち込みは禁止されているために、守衛に預けなくてはならない。預けられた携帯電話は数百にもなっているという。運が悪いことに近くでドラマの撮影を行っていたテレビ局は、混雑の最中、撮影スケジュールを組むのは大変だとこぼしている。
The Gang's All Here: '90s Highfliers Bring Day of Chaos to Courts
(WSJ)(2004/03/03)