手塚治虫の漫画

最近の読書といえば手塚治虫の漫画ばかりである。8月ということで「8月の砲声」を購入したものの100ページも読めていない。
手塚治虫の漫画といえば、ブラックジャックアドルフに告ぐぐらいしかちゃんと読んでいなかったが、いろいろ買い込んでみるとほかにもおもしろいものがたくさんある。ブラックジャック路線でいえば、ミッドナイトや七色いんこがおもしろい。医者という職業をそれぞれ、タクシー運転手や役者に置き換えたような感じだ。
あと陽だまりの樹もおもしろかった。なかなか寂しくなるエンディングなのだが。幕末という時代の急激な変化に二人の主人公が飲み込まれてしまったからだ。一番苦労していそうな夜鷹のお紺が時代の波に乗ってのし上がるという点も興味深い。