Human Planet 4&5

今度は山で生きる人たち、ジャングルで生きる人たちを紹介している。高山で生活していると困るのが埋葬だ。場所は良く覚えていないがチベットかネパールかそのあたりでは、高山で暮らす人たちは遺体をハゲワシに食べさせる。仏教では死体をそのまま埋めることを禁止しており、といっても木がないので焼くこともできない。長い間死体を放置すると病気が蔓延する可能性もあるので早く処分するためにハゲワシに食べさせるという。さすがに番組ではハゲワシが死体を食べているところは紹介していなかった。死体はそのまま食べさせるのではなく食べやすくするために切り刻んで与える。この切り刻む役目の人は仏教徒ではない。ウイスキーが必要だと話していたがしらふではできない仕事という意味だろうかと思ってしまった。切り刻んでいる様子は紹介されていたが、できるかぎり死体が映り込まないように注意している様子がうかがえた。
ジャングルでの生活は、高山と異なり植物がたくさん生えているので食べ物には不自由しないように見えるがそうでもない。太陽光はジャングルの地面にまではほとんど届かないので人間が簡単にとれる場所には大した植物は生えていないしタンパク質となる動物もそれほどない。リスクを冒して高い木の上にまで登らないといけないのだ。蜂蜜を取るために何十メートルもある木を極めて簡単な装備で登ってしまう民族もある。その過程で多くの人が亡くなるのだがそれだけのリスクを取ってまでも蜂蜜は価値がある物らしい。砂糖を他に得る方法がないためだ。タランチュアを食べることができるというのは初耳だった。子どもがおやつ代わりに素手で捕まえて、火であぶって食べている。かにのような味がするという。