もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

久しぶりに本を読んだ。iPadを購入してから、何も電子書籍を読んでいないことに気づいてなんかおもしろそうな本はないかiTunes Storeで探してこれを見つけた。最近、the economistでも紹介されていた。
ストーリーとしては非常にベタであり、そうとう無理がある設定だが、一気に読み終えた。ドラッカーの本を再度読んでみようかという気分になった。
この本を読みながら感じたのは、匿名性が強い文章だなあという点。この著者は実在していないのではないかという気さえしていた。ダイアモンド社(ドラッカーの本はだいだい同社よりリリースされている)の編集者がドラッカーの著作を売り込むために企画して数人のライターに書いてもらったのではないかと思ったりした。それはそれで非常にいいアイデアだなと考えたのだが。。あとがきを読むと以上の私の印象はまったく事実とは異なっていたことがわかる。紙ではなく、ディスプレーに表示された「本」だと、文章から受ける印象も変わってくるのかなと考えた次第。

iTunes Storeで販売されているこの本はアプリとして開発されているために、アイコンがホーム画面に表示される。題名そのままだとあまりにも長すぎるために、「もしドラ」とおもいっきり短縮しているのが笑える。これじゃ「もし高校野球の女子マネージャーがドラえもんを読んだら」や「もしドラえもんがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」と区別がつかないじゃないかとくだらないことを考えてしまった。もちろん両方ともそんな本はないが、後者のような本があれば少し読んでみたいかも。

あと、もう一点、この本の題名をみて感じた、くだらないことをついでに書いておく。子供のころによく見ていた「ドリフの大爆笑」というテレビ番組に「もしも」コーナーってのがあったなあ。