ウォーリー

ウォーリー [DVD]

ウォーリー [DVD]

少し前に、pixarのウォーリーのDVDを見た。感想は前のダイアリー(http://d.hatena.ne.jp/ichiyu/20100320/p1)に書いており、なんかいまいちな感じがしたのだが、よく考えてみると、あの映画は大げさに言うとアメリカの政治思想を反映した作品ではないかと思えてきた。船長を始めとする人間はリバタリアニズムの代表であり、人間の意志に反して反乱するコンピュータはパターナリズムを意味しているのではないか。両方の概念とも正確に理解しているわけではないので間違っているかもしれないけど。
映画の中では、人間が最終的に勝利を収める。これはやはり保守主義が主流のアメリカ映画ならではというところなのだろうか。人間は勝利を収めて本当に良かったのか少し疑問も感じるのだが。