LG電子 BD370レビューのようなもの

LG電子 ネットワーク対応ブルーレイディスクプレーヤー BD370

LG電子 ネットワーク対応ブルーレイディスクプレーヤー BD370

以前より欲しかったブルーレイプレーヤーを購入。そもそも自宅の液晶テレビはフルハイビジョンではないので画質は評価できない。ただパソコンでブルーレイを見ると必然的に椅子に座ることになるが、テレビだと横になってみることができるので楽になるのがうれしい。
到着して最初に行ったのがファームウェアのアップデート。一回目は失敗して少し焦る。二回目は成功。

この機種で良かったのが以下の点。

  • amazon.co.ukで購入したBBC作成のブルーレイディスクに多い、1080/50iを再生できる。日本製のプレーヤーでは再生できない機種も多いようだ。このあたりは世界中で販売することを想定している(と思われる)韓国メーカーのほうが優れているのかもしれない。まあこのような機能を評価するユーザーも日本ではごく一部かもしれない。
  • データファイルも再生できる。xactiで撮影した動画ファイルをDVD-Rに保存しているが、それをそのまま再生できるのは非常に便利。実家にもこの機種を送れば、子どものビデオをわざわざ画質を落としてDVD-Video形式にする必要がなくなる。
  • YouYubeを再生できる。なぜかパソコン(Core2Duo 3Ghz搭載)よりもスムーズに再生できる。一度ログインしてしまえば、お気に入りに設定したビデオを見ることができるが、登録チャンネルは表示されない。この仕様は少し残念。
  • 起動が速い。他のブルーレイプレーヤーと実際に比較したわけではないが、現在利用しているHDD/DVDレコーダーよりも明らかにディスクを認識する速度が速いと思う。

残念な点

  • 前面にディスプレイがあり、電源投入時にはHELLOとかいろいろメッセージが表示される。ディスクを再生すると再生時間が表示されるが、現在再生中のチャプター番号は表示されないのが残念。音楽ソフトの場合はチャプター番号が分かるほうがうれしい。リモコンを使うと別の方法で再生中に表示させることは可能。
  • YouTubeのシールが全面に貼られている。ネットで調べてみるとこのシールをはがす方法を教えてとの質問が目立つ。なぜYouTube対応のシールを貼る必要があるのか不思議。店頭に並べている製品ならアピールするために必要かもしれないけど自宅で利用する時にはまったく意味がない代物。
  • 一発で認識しないブルーレイディスクもある。手元にあるソフトでは、カールじいさんの空飛ぶ家(ASIN:B0037L601W)では、ディスクを入れてもブルーレイディスクとは判断されるものの、吐き出されてしまう。何度か同じことをやってみてようやく再生できた。Incognitoのライブ(ASIN:B0034KVTL2)も同様。


自宅の液晶テレビにはHDMIは3系統あるが、1つは全面パネルにある。据え置き型のプレーヤーを全面パネルに接続する訳にもいかないので、背面につなぐことになる。すでに二つともLink Theater、Apple TVで占有していたので、Apple TVを引退させることにした。Apple TVはGUIは非常に洗練されているし、iTunesとの連携もすばらしいのだが、再生できるファイルが限定されているのが一番の問題で利用する機会が減っていた。Link TheaterはDVD-VideoのISOイメージをそのまま再生できるのが非常に便利。ディスクを取り替える必要がないので、小さな子どもを持つ親には助かる(小さな子どもは忍耐力がないのだ)。BD370でもBD-Rに焼いたISOイメージを再生できるかなと思って試してみたがさすがにダメだった。

AVラックの空きがないので、ケーブルさえ接続していなかった古いDVDプレーヤーを処分することに。サムソンのDVD-618Jという機種だ。2001年3月に購入した。我が家ではDVDもBDもプレーヤー1台目は韓国製ということになる。両方とも価格が安いというのが魅力だった。DVD-618Jを購入したのはリモコンを操作するだけで簡単にリージョンフリーにすることができたためだ。BD370でもネットで入手できるソフトでリージョンフリーにできるらしい。リージョンフリーにできるのはもちろんDVDのみである。

関係ないが、液晶テレビにはHDMI端子はいくつあっても多すぎることはないとつくづく思った。パソコンにおけるUSBと同じだ。