カールじいさんの空飛ぶ家

Yellowstoneも見終わったので、今度は火曜日に到着したばかりのこのソフトを見ることにした。なんか最近ブルーレイとDVDのセットが多いが、無駄な気もする。DVDいらないからその分安くしてくれと思ったり。
Pixarの作品はすべてDVDで持っているが、DVDでも充分きれいな画質だと感じていたので、ブルーレイになってもそんなに大差ないだろうなと考えていた。しかしこの認識が大きく間違っていることはすぐに分かる。まず発色が非常に良い。動く油絵のような感じさえ受けた。他の作品もブルーレイで買い直したくなる。
肝心のストーリーだが、今までのPixar作品の中で最高かもしれない。いくつか不明な箇所もあるが(一番大きな疑問がチャールズ・ミンツがなぜあそこまで悪役なのだろうかという点)、まあそんなに気になるほどでもない。またダグがなぜ本来のご主人様の意志に反するようなことをしたのかという疑問は、特典映像で明らかになる。
小さい頃からのつきあいだった妻の願いを叶えるために空飛ぶ家を作りだし、冒険にでるが、妻の願いを達成した後は、誰の願いでもない自分の生き方を追求する展開がすばらしい。偏屈なじいさんがいきなりスーパーじいさんになってしまうという展開が極端すぎて笑える。

パラダイスの滝は、ベネズエラのエンジェル滝をイメージしたのだろうと思っていたが、特典映像を見ているとまさにそうだった。エンジェル滝はPlanet Earthで紹介されていたので記憶に残っていたのだった。

追記:よく考えると、カールじいさんと冒険家(チャールズ・ミンツ)には20歳ぐらいの年の差があると思うのだが(カールじいさんが子どもの時にあこがれていたぐらいだから)、それほどの年の差があるようには見えないのも少し不思議なところ。