肥満化が落ち着いたアメリカ

Lexington : The fat plateau (The Economist)
なぜアメリカ人は日本の10倍も肥満が多いのか。その原因はまだまだ分からないが、人口に占める肥満の比率はようやく頭打ちになってきたようだ。これは膨張する米国の医療費の増加速度を低下させる可能性がある。肥満の人は正常体重の人よりも多くの医療費を使うためだ。ただ政府として肥満をどのように減らすか、なかなか決定打はない。米国人は元来、大きな政府を毛嫌いする性格があるため、政府が国民の食生活に首を突っ込むのは難しい。ただ食生活は他人の影響を受けやすいという点が今後に希望を持たせる。親が肥満化への道を止めると、子どもが肥満になる可能性が低くなると思われるためだ。

この記事で紹介されている、The World Is Fatという本の題名に笑ってしまった。明らかにThe World Is Flatのだじゃれだろう。

The World Is Fat: The Fads, Trends, Policies, and Products That Are Fattening the Human Race

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The World Is Flat: A Brief History of the Twenty-first Century

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