あらかわ遊園

都電荒川線の駅名は「荒川遊園地前」となっているが、遊園地自体の名称は「あらかわ遊園」みたいだ。入場ゲートにはそう書いてある。子どもと一緒に行ってきた。都電荒川線に乗るのも初めて。東京にこんな市電があるとは驚きだ。バスのように下車する場合はあらかじめボタンを押さないといけない。ぶらり途中下車の旅に出てきそうな車両である。
あらかわ遊園はなんともレトロな遊園地だ。荒川区が運営しているというのも驚きだ。区営の遊園地はここしかないらしい。東京ディズニーランドとは対極的な遊園地である。入場料は200円(大人)と激安。乗り物も大人一人200円が上限のようだった。休日だというのに乗り物ではほとんど順番待ちはない。すぐに乗れる。動物園のようにいろんな動物が飼育されており、子どもがふれあうことができる。全体的に小さな子ども向けの遊園地といった印象だ。決して絶叫マシーンなんてものはない。ジェットコースターと称するものもあったが、どこが?と聞きたくなるようなチープさだ。小学校高学年以上だとおそらく退屈するだろう。うちの子どもはまだまだ小さいので自分から積極的に遊ぶといったかんじではないが、私はけっこう気にいった。商売気がないところとのんびりしたところがいい。バスの回数券のような「のりもの券」もなかなか良い感じだ。
都電荒川線でいくしかないというのが少し難点だ。私が乗車したときには行きも帰りも結構混雑していた。車両が狭いだけにやむを得ないか。