陪審制度に対する各国の温度差

Juries : The jury is out (The Economist)
面白い記事。日本でも裁判員制度がもうすぐ始まる。内容は多少異なるものの韓国や中国でも同様の制度が始まっている。しかし陪審制度の本家とも言える英国や米国といった慣習法(コモン・ロー)の国では、陪審制度から離れつつあるようだ。米国や英国でも陪審による裁判はそれほど多くない。英国では複雑な詐欺事件などの裁判では陪審なしで裁判を行うようにするとの政策を政府が打ち出している。ただし陪審なしの裁判に対しては拒否反応を持つ人も多く、強い抵抗に直面しているのが現状だ。