金融安定化法案否決

Financial crisis : Into the land of the unknown (The Economist)
財務省FRBが原案を提出したのが9月中旬。そして下院での採決が行われたのが昨日。緊急事態とはいえものすごい速度で法案ができあがり、さすがアメリカは対応が早いなと思ったらまさかのどんでん返しだ。選挙の後だったら良かったのに1ヶ月後に選挙を控えている状態ではなかなか賛成に回りにくいのも分かる。日本での公的資金投入の際にも、なぜ銀行だけ救済されるのかという声は大きかったし、なかなか金融が経済の心臓であり、他の産業とは異なるという点を有権者に理解させるのは難しいのだろう。共和党議員をまとめきれなかったブッシュ大統領(マケイン氏も)にとってはリーダーシップの低下を改めて印象づける結果になってしまった。