ビックカメラで買い物するともらえるポイント。ポイントを顧客に提供する企業にとっては債務の一種になるのでどのように経理処理が行われているのか疑問に思っていた。今日の日経新聞を読んでいると、この話題が載っていた。
ポイントに対する引当金を計上する企業は増えているらしいが、義務ではないようだ。しかも未使用分のポイントのうちどの程度を引当金として計上するのか、基準も各社バラバラだという。ビックカメラではポイント引当金として118億円計上しているというからかなりの額だ。
国際会計基準では、未使用ポイントを引当金計上するのではなく、最初からポイント相当分を売上から控除するらしい。そのため国際会計基準に移行すれば、決算期末に売上を増やすためにポイント付与率を大幅に引き上げて売り上げ目標を達成するという手段は取れなくなってしまうだろう。
