社会進出するドイツの母親たち

Women in Germany : Working mothers, unite! (The Economist)
意外な気がしたのだが、ドイツの母親たちは他の西ヨーロッパ諸国と比較すると社会進出の点で遅れを取っている。女性全体の社会進出はもちろん進んでいるのだが(メルケル首相は女性だし)、子どもを持つと仕事を辞めて家庭に入ってしまう場合が多い(ちなみにメルケル首相には子どもがいない)。母親は仕事を持たずに、子どもを育てることに専念すべきとの考えが古い世代を中心に根強いためだ。こういった考えはナチスドイツの頃からの名残だというからそんなに古くはないようだが。ただドイツの女性はこの考えに縛られ、子ども持つタイミングを遅らせたり、産む子供を減らすといった副作用も出ている。ただ若い世代を中心に子どもを持っても女性は働くべきとの声が増えており社会も変わりつつあるようだ。