NHKスペシャル 沸騰都市 第2回「ロンドン 世界の首都を奪還せよ」

ロンドンの人口の3分の1は外国人らしい。もし東京でこんな状況になったらどんな光景になるのか。ロンドンは新興国のエネルギーを吸収して成長している。具体的にはロシアや中国、インドだ。しかし外国人の富豪達がロンドンに殺到するにつれて住宅価格は上昇するし、生粋のロンドンっ子たちの居場所が狭くなってきているのかもしれない。安い労働力が東欧から流入しているために、仕事さえ奪われているのだ。都市の成長か、昔からの住民の利益を守るのか、この二つは必ずしもイコールではない。今までのロンドンは都市の成長を優先させてきたが、市長も保守党に奪われてしまった今、路線変更がどうなるのか興味深いところだ。ただすこしばかり外国人への規制が厳しくなっても、ライバル関係にある都市も見あたらないのでロンドンの魅力はさほど低下しないだろうなという気もする。

あと、昨年からの金融危機がロンドンのシティに与える影響がどの程度のものなのか、金融業界のウェイトが高いだけに都市の成長も鈍化する可能性は高いだろう。


この前、iPod TouchにインストールしたBloombergで面白い記事を見つけた。http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601109&sid=ayIvmRwa4t6E 金融危機によるストレスが原因でロンドンの金融業界関係者たちの精神疾患が増えているという話だ。