CBSドキュメント20080320

  • A Life Saver Called "Plumpynut" 感染症のほうが注目を集めやすいみたいだが(参考:http://d.hatena.ne.jp/ichiyu/20080126/p3)、栄養失調で亡くなる子どもの数は多い。栄養失調は免疫系にもダメージを与えるために、病気にかかりやすいという二次被害も生まれてくるという問題もある。国境無き医師団が栄養失調の対策として生み出したのが「plumpynut」という食品だ。聞いたような話だなと思ったら、だいぶ前にWSJで紹介されていた。http://d.hatena.ne.jp/ichiyu/20050413/p1を参照。この食品を子どもに与えるだけで劇的な効果を生み出している。保存には冷蔵庫がいらず、水も必要ない。一人当たり一日分の摂取量は1ドル以下で提供できるという。
  • Prescription For Addiction 薬物中毒の治療の特効薬として注目を集めるプロメタ療法(prometa)。2003年からすでに存在しているらしいが、ナスダック上場のHythiamという会社が普及を進めている。この会社を創業したのが元債券セールスマン(ジャンク債の帝王と呼ばれたマイケル・ミルケンの部下)だ。プロメタ療法で用いる薬には目新しさはない。すでに存在している3つの薬を使うだけらしい。レポートには薬物から足を洗うことができた人たちの報告が登場しているが、批判的な声もある。かなり後になるまで治験を行っていなかったためだ。また行った治験でさえ、プロメタ療法を行っている医師が関与しているため客観性に疑問が生じている。
  • John Martorano: The Executioner ボストンのギャングの殺し屋へのインタビュー。60minutesではこの手の犯罪者へのインタビューは多い。刑務所の中で行われる場合が目立つが、今回はすでに釈放されているために塀の外でのインタビューだ。20人殺害しているが依然カトリック教徒という。神父に懺悔したらお祈りしなさいというだけで済んだらしい。