ニューヨーク州知事の売春スキャンダル

Eliot Spitzer : The fall of ethics man (The Economist)
これにはびっくりだ。売春ネットワークの摘発に精力的に活動し、人権団体からも賞賛されていた人物が自ら売春婦を買っていたというのが何とも間抜けな話だ。一時は大統領を目指していると見られていたが、今回の事件で政治生命は終わったに等しい。司法長官のころにはウォール街の保安官として投資銀行や証券会社などを震え上がらせてきただけに、ウォール街も今回のスキャンダルには密かに万歳を叫んでいるに違いない。この記事を読む限りではニューヨーク州知事に就任してからも議会との間でかなりごたごたがあったようだ。
売春目的で他州に人を送ってはいけないという法律(Mann Act)があるというのは初耳。
脇に立っている夫人のしらけきった表情がすべてを物語っているように見える。