Technology in emerging economies : Of internet cafés and power cuts (The Economist)
非常に面白い記事。世界銀行のレポートを紹介した記事だが意外な事実を指摘している。携帯電話が代表するように、発展途上国でも最新技術を急速に導入・普及させることができると考えられていた。しかし世銀の調査によると、携帯電話は例外的らしい。普通、ハイテクといってもそれだけで存在するのではなく、それまでに普及している様々なインフラをベースにしている。そのためそのようなインフラが存在しないとハイテク技術を社会に浸透させるのはなかなか難しいようだ。発展途上国も先進国と比較してにハイテク技術の導入自体にはそれほど後れを取っていないようだが、問題は社会に広く普及させることができないという点にある。インフラには教育制度や統治のあり方など、社会的インフラと呼べるようなものまで含まれている。
