- 作者: イアン・エアーズ,山形浩生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/11/29
- メディア: 単行本
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この前The Economistに掲載されていた、Algorithms : Business by numbersと同じような内容かもしれない。あと「ヤバい経済学」にも通じる。回帰分析で談合を調べる方法なんて思いもつかない。
回帰分析を始めたのはダーウィンの孫らしいが、回帰というのは平均への回帰を意味したものであり、たまたまダーウィンの孫が行った回帰分析が「平均への回帰」を示していたのでそんな名前が付いたらしい。この分析方法とはあまり関係がない名前のようだ。
回帰分析が魅力的なのは、専門家による「経験」「直感」に基づいた予測よりもよく当たるという点だけではなく、予測の精度まで分かるという点だ。
この本の題名「super crunchers(絶対計算屋)」という名前はgoogleのアドワーズを用いて決めたという。梅田氏も自分の著書の題名を決める際にgoogleを利用すると書いていたが、すでに題名を決める際にネットを利用するのは当たり前になっているのかもしれない。