世界のなかの日本―十六世紀まで遡って見る / 司馬遼太郎、ドナルド・キーン

世界のなかの日本―十六世紀まで遡って見る (中公文庫)

世界のなかの日本―十六世紀まで遡って見る (中公文庫)

読了。こちらも面白かった。
気になった箇所をメモ。

  • 1801年まで日本語には「鎖国」ということばはなかった。
  • 日本には星を見る文化がなかった。
  • 神式の結婚式は大正時代にキリスト教をまねてできた。
  • 若い女性がお茶を習うのも大正時代からの伝統でしかない。裏千家が婦人雑誌と組んで宣伝をしたのがきっかけ。
  • 日本における伝統の多くは江戸時代からのもの。江戸自体以前の食生活はあまり鑑みられないが、平安時代にはチーズもあったし、室町にはワインもあった。
  • 日本語にはもともと二人称がなかった。
  • はっきりしないことばはフランス語ではないというが、日本語の場合ははっきりしていることばは日本語ではないと言える。