CGI::Applicationを試す。

perlにおけるwebアプリケーションフレームワークの中でもっとも敷居が低そうなのが、CGI::Applicationだ。会社ではアクセスをベースにデータベースへのデータ登録を行うプログラムを作ることが多いが、ADOの微妙なバージョンの違いで混乱することも少なくない。そこでwebアプリケーションにしたほうが良いのではないかと考えるようになった。
しかしwebアプリケーション開発で面倒なのが画面のデザインである。ページ遷移を考えながらコードを書いてゆくと頭がこんがらがってくる。CGI::Applicationではrun-modeというコンセプトを導入することでその辺がシンプルになっている。
http://ryuichi.jp/computer_memo/perl/cgi_application/に掲載されているサンプルコードを元にいろいろ試しているのだが、実際にコードをそのまま起動するだけでも少々手こずった。サンプルコードに間違いがあることに加えて、CGI::Applicationを起動するためにはいろんなモジュールをインストールしないといけないためだ。インストールしているperlが5.6系列だったことも問題を大きくしている。ppm経由でモジュールをインストールしようとしても、5.6系のパッケージが用意されていないことが多く、CPANから直接ダウンロードしてインストールすることになった。モジュールのコード自体をコピーして、適当なフォルダにつっこんだりしてなんとか動かすことはできた。
ただこのフレームワークを使うことでどの程度楽になるのかはよく分からない。HTML::Templateなどを一緒に利用しないと省力化の効果は少ないのではないかという気がした。