NHKスペシャル「デザインウオーズ・変革を迫られる日本のものづくり」

これも録画しておいたもの。携帯電話におけるデザイン面での闘いがテーマ。登場するのはNECLG電子ソニーエリクソン。かつては新しい機能を追加していくだけで、携帯電話端末は売れていたが、機能面で差がつけにくくなりデザイン面で差別化を図らざるを得ない状況になっている。LG電子のチョコレートと呼ばれる携帯電話端末は、名前は聞いたことがあったものの見たのははじめて。思ったよりぼってりした感じだ。LG電子はデザイン中心の製品開発を行っているらしく、デザイナーが決めたデザインにそぐわなければ、機能をあえて落とすこともいとわないようだ。
ソニエリは使っていくうちに価値が増すような携帯電話(ビンテージのジーンズのような)を考えているようだが、いったいどんな携帯電話になるのか。テクノロジーが中核を占める製品では経年劣化を免れるだけでもかなり難しいのではないかと思ったりする。
NECはタッチパネルの搭載は操作性に悪影響を与えるとして見送った経緯が紹介されているが、AppleiPhoneが大ヒットすると方針転換もあるかもしれない。iPhoneといえば、ほとんど見出ししか見ていないのだがWSJに「Hide the Button: Steve Jobs Has His Finger on It」という記事が掲載されていた。スティーブ・ジョブズのボタン嫌いというものだ。ボタンをできる限り使わないという哲学がAppleの製品開発に反映されているらしい。確かにiPodを見ているだけでわかるような気がする。