ドキュメント・にっぽんの現場「二代目梅クリ組合長の挑戦・大分・大山町農協直売所」

先月に録画したもの。ようやく見ることができた。
木の花ガルテンという農協の直売所がテーマだ。直売所と聞くと、田舎にある寂れた小屋(しかも無人)といったものを連想してしまう。しかし、「木の花ガルテン」はこのイメージを大きく覆すものだ。観光名所として観光バスが何台もやってくる人気スポットになっている。また積極的に地元以外にも進出しており、スーパーに出店さえしているというからすごい。レストランまで併設しており、これまた大人気だ。この直売所がある大分県大山町の農家も非常に起業家精神に溢れており、単に農産物を栽培・収穫するだけでは満足しない。どんどん付加価値をつけて高い売上を狙っている。上流に位置する農家が、下流にまで進出しているのだ。垂直統合に進んでいるということだろうか。
自らの生産物を最終消費者に直接販売できる方法を確立したことが非常にいいサイクルに結びついているように見える。小売店や加工業者に取られていた利益も農家自らで得ることができるし、新しい商品を開発してもすぐに消費者の反応を見ることもできるといった効果があるようだ。