ドキュメント・にっぽんの現場「マリナの赤い電話・浜松・ブラジル人のSOS」

だいぶ経ってしまったが今頃見る。
浜松のメーカーでは日系ブラジル人なしではやっていけないほど、日系ブラジル人達が多く働いている。しかしブラジルと日本では文化や社会制度が異なりギャップにとまどうブラジル人も多い。もちろん言葉の違いが最大の障壁だ。遠いブラジルからわざわざ日本までやってくる背景には、日本での豊かな暮らしに対するあこがれがあるのではないかと思っていたが、この番組で紹介されているブラジル人達を見ると生活が厳しい場合が多い。労働環境もあまり良くないみたいで、派遣会社を通じて仕事を得ているために、安定し仕事を得ることも難しいようだ。生活保護さえ受けている場合さえある。
こんなブラジル人を支える通訳がこの番組での主人公だ。通訳兼ソーシャルワーカーといった感じの仕事だ。一日中携帯電話が鳴りっぱなしで大変な仕事である。
この前、帰省した際に両親と話していたら、私のいとこの女性はこの番組に登場するような派遣会社で働いているようだ。ブラジルに留学していたためにポルトガル語が堪能で、ブラジル人を工場に案内して仕事を教えることまでするという。派遣会社の仕事の枠を超えているような気もするが。ハードな仕事の割には給与がかなりとぼやいているそうだ。