かつてはエンロンも利用していたフェア・バリューと呼ばれる会計基準が再び注目を集めている。エンロンの粉飾決算を受けて、フェア・バリューの利用も一部取引においては禁止されたものの、今年2月にFASBが制定した会計規則を、現在IPOを準備中のBlackstoneが利用することになる。同社はプライベート・エクイティファンドの運用会社であり、ファンドで保有している企業の評価額に応じて、運用報酬を一括して前倒しで収入として計上できる。しかし非上場企業の公正価格を算出するのはきわめて恣意的にならざるを得ず、経営陣が利益を操作できる余地を大きく残すことになると批判する向きが多い。当局も充分な情報公開が行われるのか監視を行う構えだ。
Blackstone Tests Fairness of Using 'Fair Value' Rule
(WSJ)(2007/04/18)(Finance)(1,178 words)(Rating:4)
Readability: fog=16.31 flesch=36.62 kincaid=13.46
blackstone's (26.48) blackstone (26.35) market-value (19.85) fair-value (18.60) pulliam (15.99) niemeier (15.29)
実現利益が発生する前に、経営陣が推定した企業価値に基づいて運用会社が受け取る報酬を先に収入として計上するのはかなり無茶な気がするが会計上は問題はないようだ。建設会社における工事進行基準みたいなものか。税金はどうなるのだろう。(WSJ)(2007/04/18)(Finance)(1,178 words)(Rating:4)
Readability: fog=16.31 flesch=36.62 kincaid=13.46
blackstone's (26.48) blackstone (26.35) market-value (19.85) fair-value (18.60) pulliam (15.99) niemeier (15.29)
インディアン居住区でカジノ運営が行われるようになってから、部族間の格差に変化が生じている。かつては湾岸部に近い部族は、白人との同化が進み、インディアンの中でも負け組と見られていた。反対に内陸部に居住区を構えるインディアンは石油などの天然資源を手に入れ勝ち組となっていた。しかしカジノ運営が始まるとこの構図は逆転する。大都市に近い湾岸部に居住区を構えるインディアンの部族がカジノで大もうけするようになったためだ。あまりにも儲かるために豊かになったインディアンは働くことさえやめてしまったぐらいである。カジノからの収益金が一人当たり一ヶ月で10万ドル以上になるためだ。資金力を背景にインディアンはたばこ業界に匹敵する政治資金を政治家に投じている。しかしカジノ運営の自由化が進む中、インディアン居住区のカジノの将来にも暗雲が立ちこめている。
Indian tribes and casinos | The last shall be first | Economist.com
(The Economist)(2007/04/12)(etc)(1,249 words)(Rating:4)
Readability: fog=14.50 flesch=45.09 kincaid=11.70
morongo (27.43) hualapai (21.24) tribes (20.96) reservation (16.98) gambling (16.79) cabazon (15.02)
(The Economist)(2007/04/12)(etc)(1,249 words)(Rating:4)
Readability: fog=14.50 flesch=45.09 kincaid=11.70
morongo (27.43) hualapai (21.24) tribes (20.96) reservation (16.98) gambling (16.79) cabazon (15.02)
インドでは女の子を持つのは、結婚時に多額の持参金が必要になるために債務を抱えることに等しいと考える風潮が強い。そのため男の子を求める親が多い。最近は超音波による胎児の検査により出産前に性別が判断できる。インド経済の成長により所得水準が向上したために、農村でも超音波検査を受診できるようになった。その結果、胎児が女の子の場合、人工中絶することが多くなったと見られている。政府は対策に乗り出しているが、法律を制定したぐらいでは効果は少ない。このとばっちりが超音波の検査機器を販売しているGEにとんできた。同社が女の子の胎児の中絶に荷担しているとの批判が出ている。地方政府から訴えられる事態にまで進展している。同社は人工中絶のために超音波検査機を使わないように確認したり、法律に定められた通りに販売を行っていると主張している。同様の問題は中国でも存在するが、中国のほうが一人っ子政策の成功に見られるように、効果が高い対策を実施できると見られている。
India's Skewed Sex Ratio Puts GE Sales in Spotlight
(WSJ)(2007/04/18)(BRICs)(2,400 words)(Rating:4)
Readability: fog=15.11 flesch=41.48 kincaid=11.92
ultrasound (29.44) ultrasounds (18.38) feticide (17.19) raja (15.80) fetuses (15.64) gupta (15.28)
中国での問題はCBSドキュメントでも放映していた。(参考 http://d.hatena.ne.jp/ichiyu/20060708/p2)(WSJ)(2007/04/18)(BRICs)(2,400 words)(Rating:4)
Readability: fog=15.11 flesch=41.48 kincaid=11.92
ultrasound (29.44) ultrasounds (18.38) feticide (17.19) raja (15.80) fetuses (15.64) gupta (15.28)