20070130

ローマにおける地下鉄建設の話題。古代ローマの遺跡があるために簡単には工事を進めることができない。すぐに遺跡にあたってしまうためだ。政府も遺跡保護を重視しているために、工事スケジュールもなかなか進まない。ムッソリーニのころは無理矢理遺跡を無視して工事を進めたものだが、現代ではそういう訳にもいかない。交通網を整備しようとする市当局と遺跡保護の役所とは衝突も過去にはあったようだ。遺跡により工事が進まないという事例はローマに限ったことではない。アテネ五輪では、遺跡保護のためにスタジアムの建設が遅れるという出来事もあった。

When Rome Builds A Subway, It Trips Over Archaeologists
(WSJ)(2007/01/27)(A-hed)(1,158 words)(Rating:4)
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rome's (15.09) archaeologists (14.59) metro (12.81) preservation (12.76) subway (12.55) rome (11.77)

米国連邦議会では汚職が相次いだことから、ウォーターゲート以来最大規模の倫理規定の見直しが進められている。しかしこの規定には解釈が困難な点や実情を反映していないところもあり、ロビイストなどを惑わせている。たとえば、ロビイストやロビイストを起用した企業は、議員や議員の側近に対して、食事を提供することはできない。しかしオードブルならOKなのだが、オードブルかどうかを判定するのは爪楊枝で食べることができるかどうかという点にあるという。そのためオイスターパスタはだめだが、生のオイスターはOKということになる。またプライベートジェット機に乗ることも大幅に制限された。その結果、飛行機の運転免許を持っている議員は飛行機を運転できないという問題になっている。しかし固定した翼を持つ飛行機に限定されるので、ヘリコプターは問題ない。

No Free Lunch: New Ethics Rules Vex Capitol Hill
(WSJ)(2007/01/29)(A-hed)(1,226 words)(Rating:4)
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lobbyists (16.46) oyster (14.57) mullins (14.24) animal-welfare (14.04) toothpick (13.82) seafood (12.30)

高騰を続ける中国A株市場だが、当局はバブルではないかと警戒感を強めている。2001年にも株価高騰があり、その後急落、4年程度厳しい調整局面があった。この下落局面では当局への非難も相次いだことから、当局も今回は同じことの繰り返しを避けたいと考えているようだ。個人投資家は大挙して株式市場に殺到している。自宅を担保に入れたりクレジットカードで金を借りて投資するケースもあり、このような行為に注意するように銀行に促している。テレビ局では最近、自宅を担保にして株式投資を行わないように促す内容の番組も放映した。今のところ当局の対応は落ち着いたものだが、短期的なキャピタルゲインへの課税強化などの強攻策を打ち出す懸念も市場では残っている。

Chinese Officials Strive to Tame Forces Driving Run-Up in Stocks
(WSJ)(2007/01/30)(Heard in Asia)(1,084 words)(Rating:4)
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