ポルノ業界がVHS陣営についたために、Betamaxが破れることになったという歴史を見ても、新しい規格でポルノが影響力を及ぼすことは大きい。今回はBlu-rayとHD DVDの規格戦争で、ポルノ業界がどちらにつくのか関心が集まっている。大容量で、しかもPS3でも再生できるということから、Blu-rayでコンテンツを提供したいと考える業者はいるものの、なかなか発売することが難しい。ディスクを製造する企業が少なく、ソニーからポルノコンテンツのディスク製造は行わないようにと、ディスク製造企業に圧力がかかっているためだ(ソニーはこの見方を否定)。また昔に、ディズニーのビデオに、ポルノが混入してしまうという事件があり、ディスク製造メーカーはポルノを受け付けないようになっているという事情もある。最初から受け付けなければ製造現場で混入することも避けられるためだ。このような事情もあり、ポルノで先行したのはHD DVDだが、ネットでのコンテンツ流通もあり、ポルノが規格戦争に大きな影響力を及ぼす可能性は小さいかもしれない。
The XXX Factor: Blu-ray or HD DVD?
(WSJ)(2007/01/24)(TMT)(990 words)(Rating:4)
Readability: fog=15.10 flesch=34.73 kincaid=13.55
adult-entertainment (36.88) blu-ray (30.10) replicators (21.24) adult (12.19) playground's (10.62)
(WSJ)(2007/01/24)(TMT)(990 words)(Rating:4)
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adult-entertainment (36.88) blu-ray (30.10) replicators (21.24) adult (12.19) playground's (10.62)
米国では、SOX法による規制強化が米国金融市場の国際競争力を弱めているのではないかとの声が大きくなってきた。しかしこの懸念は必ずしも正しいとは言えない。というのも、米国市場に上場する外国企業の数が減少しているのは、米国の規制が問題ではなく、海外金融市場が成熟したために、わざわざ米国まできて資金調達する必要性が低下したためとも考えられるのだ。また、欧州やアジアも規制が緩やかという訳ではない。米国の規制に収斂しつつある。規制が緩やかであることを生かして上場企業を増やしている好例と見られているのが、ロンドン証券取引所のAIMだが、これもSOX法による米国市場の規制強化の恩恵を受けている訳ではない。というのもSOX法が導入される前であってもNYSEやNASDAQでは上場が認められそうもない企業がAIMに上場しているためだ。加えて、プライベート・エクイティファンドが、規制強化に苦しむ企業を買収して非公開企業にしているとの指摘も間違っている。ファンドが買収するのは世界的な傾向だからだ。低金利で資金が豊富なこともこの傾向の背景にある。
In Call to Deregulate Business, a Global Twist
(WSJ)(2007/01/25)(Finance)(2,492 words)(Rating:4)
Readability: fog=11.76 flesch=45.78 kincaid=9.55
karolyi (19.74) private-equity (19.48) paulson (17.90) sarbanes-oxley (16.06) ipo (15.74) hubbard (14.73)
本日読んだ記事の中では一番面白い。 The Economistのような印象だ。(WSJ)(2007/01/25)(Finance)(2,492 words)(Rating:4)
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karolyi (19.74) private-equity (19.48) paulson (17.90) sarbanes-oxley (16.06) ipo (15.74) hubbard (14.73)
ソフトバンクは、昨年Vodafoneの日本事業を買収して携帯電話に参入した。当初は買収金額が高かったことや、携帯電話事業での経験がないことを理由に株価は下落したが、最近は上昇に転じている。予想以上に新規顧客の獲得で善戦しているためだ。Vodafoneの頃には機種の数が少なく、顧客を引きつけるためのサービスも劣っていたことが問題となっていたが、ソフトバンクはこれらの問題に対策を行っており、既存顧客の引き留めにも成功している。ただ、同社の株価は非常に変動性が高い。戦略が予想しにくいために、空売り筋には魅力的な株式であり、デイトレーダーも積極的に手がけているためだ。
Softbank's Mobile Bet May Pay But Hazy Strategy Whirls Stock
(WSJ)(2007/01/26)(Heard in Asia)(921 words)(Rating:3)
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softbank (29.76) softbank's (25.62) iwatani (17.19) tsusaka (16.49) kddi (12.28)
(WSJ)(2007/01/26)(Heard in Asia)(921 words)(Rating:3)
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softbank (29.76) softbank's (25.62) iwatani (17.19) tsusaka (16.49) kddi (12.28)
刑務所運営の民間委託は、アメリカへ囚人を送ることができなくなったイギリスが発端だった。その後は国家運営に戻ったものの、80年代からアメリカで民営化への動きが進んでいる。英語圏で民営化は浸透しており、豪州で最もシェアが高い。欧州でも部分的に民営化を進める動きもあり、アジアやアフリカでもこの方向に向けて動き始めている。南米では民間企業への委託だけではなく、NPOや宗教団体への委託も行われている。しかし民間企業への委託は問題も引き起こしている。コスト削減のために実施したにもかかわらず、予想以上にコストがかかる場合もあるためだ。また、刑務所を埋めるために、企業がロビー活動を行い、刑罰の厳格化を進めようとしているとの批判もある。
Private jails | Locking in the best price | Economist.com
(The Economist)(2007/01/25)(Law)(730 words)(Rating:4)
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semi-private (21.24) prisons (13.70) jails (12.02) recidivism (10.78) be'er (10.62)
(The Economist)(2007/01/25)(Law)(730 words)(Rating:4)
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semi-private (21.24) prisons (13.70) jails (12.02) recidivism (10.78) be'er (10.62)
アクティビスト投資家として有名なカール・アイカーン氏が、フロリダの住宅建設会社に注目している。WCI Communitiesという企業で、同社の株式を買い増しているのだ。同社に注目している著名投資家は同氏だけではない。ビル・ゲイツの財団も多くの株式を保有している。魅力は同社が抱えるフロリダの土地だ。地価高騰が始まる2000年以前に購入したものも多く、含み益が多額に上ると期待されている。評価水準も大手企業と比較して大幅に低いことも魅力的である。しかし同社の足下の業績は芳しくない。フロリダの地価が下落しているために、販売したコンドミニアムのキャンセルが予想以上に発生している。キャンセルした場合は、顧客が支払った手付け金は同社が受け取ることになるので、「もし」今後住宅市場が上昇すると業績回復の可能性も大きい。
Icahn's Next Gamble: Housing in the Sunshine State
(WSJ)(2007/01/26)(Heard on the Street)(940 words)(Rating:3)
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wci (48.63) icahn (17.04) condo (12.13) condos (11.61) whelan (10.78) defaults (10.60)
(WSJ)(2007/01/26)(Heard on the Street)(940 words)(Rating:3)
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旧暦では2月に始まる新年は亥年(pig)になる。中国ではイノシシは富をもたらすという好ましいイメージがあり、ネスレやコカコーラなどの外資系企業もイノシシを使ったテレビCMを企画していた。しかし中国中央電視台(CCTV)は共産党上層部の意向でイノシシを使ったCMは放送しないと通告し、広告主達をあわてさせている。ただCCTVの方針変更はよくあることらしい。今までも同じような事例が存在した。イノシシが問題になったのは、イスラム教徒がイノシシを嫌うためである。イスラム教徒は人口の2%しか占めていないが、最近政府による弾圧もあったことから、懐柔策としてテレビCMの禁止を打ち出したのではないかと見られる。しかしテレビCM以外の広告ではイノシシは多数登場しており、現実社会ではほとんど変化はないようだ。ディズニーはくまのプーさんに登場するピグレットを前面に打ち出したマーケティングを検討している。
Pigs Get the Ax In China TV Ads, In Nod to Muslims
(WSJ)(2007/01/25)(A-hed)(1,323 words)(Rating:4)
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pig (19.42) nestl (18.60) pigs (18.38) piglet (18.02) fairclough (15.29) ads (10.73)
イノシシも英語だと豚と同じpigになるのか。それとも中国語ではイノシシと豚を区別しないのか。(WSJ)(2007/01/25)(A-hed)(1,323 words)(Rating:4)
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pig (19.42) nestl (18.60) pigs (18.38) piglet (18.02) fairclough (15.29) ads (10.73)
自警団と呼ばれた債券市場だが、最近の新興国債券市場の様子を見るとおとなしくなったようだ。原油価格の上昇や、経常収支が黒字であるために、新興国も以前ほど外資を必要としていない。そのためタイやエクアドルの最近の行動に見られるように、反外資の動きが強まっているのだ。しかし債券利回りは依然低い水準にとどまっている。資金流入額もそれほど落ち込むとは予想されていない。この変化の背景には、米国債券利回りが低いために、年金基金などはリスクを取ってでも高い利回りの新興国債券を購入しなくてはならないという事情がある。また債券の多くは投資信託などの様々な投資家が保有しており、一致団結して行動を起こすことが難しくなっているという点もある。80年代の南米の債務危機では、欧米の銀行が債権を抱えていたために、銀行システムへ与えるリスクも大きく、債務のリストラに向けて団結して発行国に立ち向かうこともできた。
Buttonwood | Can't pay? Won't pay | Economist.com
(The Economist)(2007/01/25)(Finance)(801 words)(Rating:4)
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ecuador (16.40) iif (13.06) emerging-market (12.18) bond-market (11.19) vigilantes (9.76) non-payment (9.52)
(The Economist)(2007/01/25)(Finance)(801 words)(Rating:4)
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