青海チベット鉄道〜世界の屋根2000キロをゆく〜

http://www.nhk.or.jp/winter/gtv/gtv_61.html
こんな番組を見ると、長距離の鉄道の旅をしたくなる。ただリクライニングもできない座席で26時間も過ごすのはかなり苦しそうだ。鉄道の開通と同時に、経済発展が進みチベットの独自の文化も損なわれていくのだろう。チベットのラサにもスタバやマクドナルドが乱立するようになるのかもしれない。いくつかの観光客用の駅(現在は利用されておらず、停車しても下車できない)も用意されており、環境破壊も進行してしまいそうな気がする。
海抜5000メートルもの高さを運行するだけあって、飛行機のような装置が備わっているのが面白い。酸素濃度を一定にするために特別な機械を置いてあるという。勝手に乗客が窓を開けると濃度が低下するので窓を開くことはできない。
米国では大陸を横断する鉄道ができたことが、国としての一体感を生み出すことにつながったというが、青海チベット鉄道は中国の広大な国土に住む国民を一体化することができるのだろうか。