- 作者: ニコラスハンフリー,Nicholas Humphrey,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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赤を見るという感覚を通じて、意識とは何か、論じている。
赤(この本では赤いスクリーンを例に挙げている)を見ることは以下の要素を含んでいる。
- 赤い感覚を抱く。(個人的な事実)
- 赤い感覚を抱いていることを感じる。(これも個人的な事実)
- スクリーンが赤だと知覚する。(これは客観的な事実)
- 自らの「自己」を経験する。
最初の3つを経験することで、自分自身を経験者として経験する。これが4つめの要素になる。経験はまず人間が存在しないといけない。しかしこの逆もなりたつ。つまり内なる世界の経験が人間の存在の証となる。
すこし面白くなってきた。