CBSドキュメント20061109

今回は9/11関連のレポートだった。

  • The Dust At Ground Zero 同時多発テロで救援にあたった人たちの間で健康被害が発生しているというレポート。ビルの崩壊で、有害物質(アスベストやPCBなど)を含む粉塵が発生し、危険という認識がないままに無防備な状態に晒されていたことが原因だ。肺に有害物質が付着し、真っ黒になってしまった患者もいる。死亡者も発生している。医者によると治る見込みはないらしい。呼吸が困難という苦しみに加えて、治療費や失業した後の生活などの様々な苦しみが患者に重くのしかかっている。労災を申請しようにも、申請期限が切れているという理由で受け付けてもらえない状態だ。患者達(消防士など)は集団訴訟も起こしている。ヒーローと賞賛しながら、健康被害に対しては補償もろくに行わないというのもひどい話である。マスク着用を場所によって義務づけたりそうしなかったり対応が分かれていたらしい。ペンタゴンではマスクを着用しない作業員は立ち入り禁止にしたらしいが、グラウンドゼロではそうではなかった。
  • Tuesday's Children 同時多発テロで親を失った子供達を精神的にバックアップする団体の活動を紹介。http://www.tuesdayschildren.org/がその団体のサイト。同じような境遇の子供達を集めて苦しみを分かち合って前向きに生きる手助けをしているらしい。このようなレポートを見ると、イラクパレスチナでもテロによって親を失った子供達が大勢いるのだろうなと思ってしまう。