なつかしの給食

なつかしの給食

なつかしの給食

読んでいると子供のころを思い出す。小学校では給食はあったが、中学では給食はなく、代わりに学食があった。大学みたいだけど。やたらと辛い炒飯がうまかった。

揚げパンがおいしかったとの記事が多いが、私には揚げパンを食べた記憶がない。確かに写真を見る限りではうまそうだ。
アメリカンドッグが給食に出ていたという事実にもびっくりだ。しかもパンは別に出てくるというのが笑える。アメリカンドッグをおかずにパンを食べるとは、チャーハンをおかずに白米を食べるようなもんだ。

カレーが普及した背景には給食市場への貢献があったと書いてあった。戦後直後は物資不足でカレーを給食市場に提供するのはかなり大変だったらしいのだが、将来の顧客を育てるという慧眼を業界関係者が有していたために、カレーを給食に優先的に割り当てたとされている。新しい食材の普及を狙う会社は、学校給食市場を攻めるべきなのかもしれない。すでにそうなっているのだろうか。

給食を作るおばさんたちのエピソードも多く、様々な苦労があったことが分かる。予算は限られているし、子供達の好みを考えつつ、栄養のバランスも取らなければならない。そんな中で献立を考えるのは大変だと思った。子供は「酢」が苦手らしい。意外な指摘だ。酢の物は子供の頃から好きだったのでそんなことは思いもしなかった。家庭環境の違いも大きいのかもしれない。