利己的な遺伝子

利己的な遺伝子 <増補新装版>

利己的な遺伝子 <増補新装版>

名著と呼ばれるだけあって面白い。自己複製子の章では生命の起源に関する考察が書かれている。複雑系の本で読んだのとは異なる立場で考えているようだ。
アブラムシの生殖方法が面白い。雌は父親のいない雌の子を産むことができる。時には母親の子宮内の胚がその子宮内にさらに小さな胚を宿していることがあるという。この場合アブラムシの雌は娘と孫娘を同時に生むことになり、娘と孫娘は一卵性双生児になる。生物は不思議だ。しかしアブラムシってゴキブリのことか?子宮なんてあるのか?