20060618

  • アメリカ人が苦手とするサッカーの楽しみ方を元国務長官であるヘンリー・キッシンジャー博士が伝授する。サッカーは単に10人の男がボールを追いかけているという単純なゲームのように見えるが、実際はボールがないところでもどこに位置すべきかそれぞれの選手が把握していなくていけないという複雑なゲームである。サッカーの代表チームのそれぞれのプレースタイルにはその国の個性が如実に現れるとも指摘。ただサッカーのプレースタイルは大まかに分けて、3種類に分類される。イングランドとヨーロッパとラテンの3つだ。ブラジルに代表されるように、ラテンスタイルはチームが好調なときはバレーを踊っているかのように見える。ただブラジル代表の選手の多くがヨーロッパのチームで活躍していることから見てもグローバル化がプレースタイルの均一化をもたらすと心配している。得点はプレーヤーの体力が消耗してきた終盤に入ることが多いとも指摘。
    最後の指摘は、日本とオーストラリアの試合を話しているのかと思うほど当てはまっている。WSJではけっこうサッカーに関する記事が多い。ただサッカーという表現は米国風みたいだ。The Economistではfootballと表現している。soccerとは米国風表現と指摘していた。