- ドイツではインフレに連動させる契約は御法度だ。ブンデスバンクの認可が必要であり、ほとんどの場合認可されない。このような規制はワイマール政府時代のハイパーインフレの反省に成り立っている。しかし最近ドイツでもインフレ連動国債が発行され、ブンデスバンクにとっての聖域が一つ侵されたことになる。インフレ連動国債は世界中で最近多く発行されており、ドイツもこの流れに沿ったものとなる。ただドイツ国内では需要はあまり高くなく、外国人が多く購入している。Buttonwood | Laying the ghost of 1923インフレ連動が禁止されているとは知らなかった。
(The Economist)(2006/03/14)(Finance)(1,115 words)(Rating:3)
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indexation (22.62) bundesbank (15.93) omb (15.02) index-linked (14.04) inflation-linked (11.50)
- 米国よりも安い価格を武器に急成長してきたカナダのオンライン薬局では最近急速に売れ行きが減少している。背景にはメディケア加入者に対する薬剤給付が開始されることで、カナダから購入することが本当に安いのか消費者間で疑問視するムードが出てきたという点がある。またカナダドルの上昇や米国政府による摘発の強化も原因だ。米国では薬品の個人輸入は禁止されている。そのため税関でカナダから輸入した薬品を没収されてしまうケースも増加している。Kinks in Canada Drug Pipeline
(New York Times)(2006/04/06)(Health Care)(1,539 words)(Rating:4)
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pharmacies (20.44) canadian (15.77) uhl (13.06) confiscations (11.91) pharmacy (11.86)
- ベンチャー企業に投資するのはベンチャーキャピタルやプライベート・エクイティ・ファンドと決まっていたが、最近はヘッジファンドも乱入してきた。ヘッジファンドは90年代後半にも同様の展開を行っている。ヘッジファンドは決断が早く、面倒な質問をベンチャー企業に浴びせたりしないというのが、企業側にとっては魅力的である。ヘッジファンドは多額の資金を保有しているために、少しでも動くとベンチャーキャピタルに大きな影響をもたらす。出資競争になってしまうと評価水準が上昇し、期待収益が低下してしまう恐れもある。またヘッジファンドは融資の形式で資金を提供することもあり、ベンチャー企業にとってはリスクを増すことになる。将来の出資を受けにくくなる可能性もある。IPOや売却まで長い間我慢強く待つVCと比較してヘッジファンドはすぐに結果を求める傾向も指摘される。VCは資金だけではなくベンチャー企業に有益は経営面のアドバイスも提供できるのがヘッジファンドにはない強みだとVCは主張している。Need Cash? Call a Hedge Fund
(WSJ)(2006/04/05)(Finance)(1,152 words)(Rating:4)
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hedge (19.03) venture-capital (15.61) hedge-fund (14.74) capitalists (14.03) farallon (13.06)