20060406

  • ドイツではインフレに連動させる契約は御法度だ。ブンデスバンクの認可が必要であり、ほとんどの場合認可されない。このような規制はワイマール政府時代のハイパーインフレの反省に成り立っている。しかし最近ドイツでもインフレ連動国債が発行され、ブンデスバンクにとっての聖域が一つ侵されたことになる。インフレ連動国債は世界中で最近多く発行されており、ドイツもこの流れに沿ったものとなる。ただドイツ国内では需要はあまり高くなく、外国人が多く購入している。
    インフレ連動が禁止されているとは知らなかった。
  • 米国よりも安い価格を武器に急成長してきたカナダのオンライン薬局では最近急速に売れ行きが減少している。背景にはメディケア加入者に対する薬剤給付が開始されることで、カナダから購入することが本当に安いのか消費者間で疑問視するムードが出てきたという点がある。またカナダドルの上昇や米国政府による摘発の強化も原因だ。米国では薬品の個人輸入は禁止されている。そのため税関でカナダから輸入した薬品を没収されてしまうケースも増加している。