20060328

最近はHeard in Asiaの更新タイミングが早くなってきた。

  • 中国では青少年によるオンラインゲームのやり過ぎが問題になっており、昨年より連続して5時間以上プレイすることができないようなシステムが試験的に実施されていた。しかし18歳以上の大人にまでこの制限が適用されたために不満が相次ぎ、政府は18歳以下のみに制限を適用すると規制を緩和することになった。これはオンラインゲームゲーム業界にとっては不透明要因を減らすことになり、好ましい展開だとアナリストは見ている。18歳以下のユーザーはオンラインゲーム全体に占める比率から言えばかなり低いという。中国のオンラインゲーム市場は急速に成長しており、その中でもNetease.comやThe9の業績の伸びが著しい。ただすべての企業が成長している訳ではなく、新しいゲームにユーザーを引きつけることができずに低迷している企業もある。中国国内での競争激化を受けて海外に成長機会を求める企業もある。

  • デジタル時代における男女の別れは難しい。別れた後には、まずSNSの友達リストから相手を削除し、IMのリスト・携帯電話のリストからも削除し、自分のプロフィールのページを「現在交際相手はいない」との旨に書き直すと言った作業が必要になる。しかし完全につながりを切ってしまうことも難しい。ある離婚した夫婦の場合、双方とも出会い系サイトに登録したら、サイトからお互いの交際を勧めるメッセージが届いたという。

  • 多くの書籍が発売される中、サマリーを提供する商売が繁盛している。読む時間がない読者に受け入れられているのだ。出版社はサマリーを売上への脅威と見ているものの、逆に売上拡大のチャンスととらえてサマリーを提供する会社に便宜を図るところもある。政治に関する書籍のサマリーを提供するCapitol Readerや、キリスト教に関する書籍のサマリーを提供するChristian Book Summariesなどがあるが、一番人気が高いのがBusiness Book Reviewのようなビジネス書のサマリーである。
    Soundviewは紹介されていなかった。日本語でのビジネス書のサマリーは私も購読しているTop Pointというのがある。