20060216

以下の記事を読んだ。6時20分起床。

  • イラクでの戦争が続く中、米軍は新兵獲得に苦労している。そこで打ち出した対策が、新兵訓練過程をよりソフトなものにするということである。訓練担当の軍曹は、新兵達を怒鳴るのではなく、メンターとして働くように求められている。食事でも肥満者に対する制限を緩和したり、睡眠時間を長くしたり、けが人に対するサポートを強化したりと様々な方法で新兵のサポートを行っている。しかしこのようなソフトな訓練で戦場で充分に戦えるのかという疑問も大きい。

  • 欧州の中でも最も割高と見られていたドイツの不動産市場に外国人が積極的に投資している。他国の不動産市場が上昇しているのに対してドイツは出遅れているためだ。そのため利回りがニューヨークの倍以上になっている。低迷の原因はベルリンの壁崩壊以降の不動産供給の過剰があった。過剰に加えて経済が低迷したことで企業や銀行は不動産の処分を急ぐようになり、価格が下落していた。ドイツ人による不動産投資はまだまだ弱い。ドイツは従来、米国の不動産市場での外国人投資家の首位であったが、この地位も滑り落ちており、オーストラリアに首位を奪われている。

  • 先進国の間で、若い女性の飲酒が増加している。背景には婚期が遅れているために可処分所得が増加していること、ブリジット・ジョーンズの日記に見られるようにバーへの人気が高まっていることなどがある。特にこの傾向は英国で強い。英国では全体としても米国よりも飲酒量が多く、若い女性の飲酒量の増加というトレンドの先端を進んでいる。アルコールメーカーはこのトレンドに乗るために、若い女性をターゲットにしたカクテルなどを大量に提供している。このような飲酒量の増加は健康面の問題も引き起こしている。肝臓関連の病気が増加しているとの報告もある。また酒に酔った女性による暴力事件も増加している。今までは男性が暴力行為に及ぶとパートナーである女性が制止するのが普通だったが、女性も争いに加わってしまうのだ。バーで独身最後のパーティーを開く際には、事前に保証金を積む必要があるが、女性のパーティーでも同じような行動を取るバーも出てきた。

  • トリノオリンピックフィギュアスケートの舞台裏。ソルトレイクシティーでは採点を巡り大スキャンダルが発生した。そこでスケートの競技団体が対策として導入したのが、より客観的な審査である。演技の芸術的な側面を審査する審判とは別に、技術的な箇所のみをチェックする専門のスタッフが置かれることになった。あらかじめ受け取った演技プランと実際の演技を比較して、このターンは何回転だったか、この技は何に相当するかなどの情報をコンピュータに打ち込んでいく。まだまだ主観的な評価は残るものの、この方式の導入により主観的な要因はかなり削減されたと関係者は主張している。