20060128

以下の記事を読んだ。

  • 英国は子供向けのテレビ番組が多い国である。先進的な番組も数多く手がけてきた。英国における子供向けテレビチャンネルはスポーツチャンネルよりも多い。テレビ局もますます幼い視聴者をターゲットにしている。大きな子供はネットやゲームを楽しむためテレビを見る時間が少なくなってしまうのだ。しかし小さな子供を対象にしたテレビ番組にはジレンマもある。テレビCMが子供に与える影響がごく限られているので、広告収入が低く、番組制作費を負担することが難しいのだ。しかもこの手の番組は製作コストが高いという問題もある。そこでこのギャップを埋めるために利用されているのがおもちゃなどの商品販売である。登場するキャラクターをおもちゃにして販売することで収益を得ることを狙っているのだ。おもちゃにできるように、または売りやすいように制作面に口を出すことも珍しくない。

  • 北朝鮮が偽造たばこの生産地として浮上している。マルボロマイルドセブンなどのブランドが北朝鮮にある工場で大量生産されアジアや米国に輸出されている。たばこ会社は独自に調査スタッフを抱え、北朝鮮内部にまで潜入させて実情を調査している。調査の結果によると工場は自由経済地域に存在しているほか、平壌にも存在しているという。1年間の生産能力は20億箱以上と見られる。共産党幹部とのつながりも見られるという。中国での取締が厳しくなっているので中国や台湾の組織犯罪が生産拠点を北朝鮮に移行させている。偽造品もかなり精巧に作られており、正規品と同じように同封されるパンフレットまで添付されている。ただ製造番号が一緒なのでそこで判断できる。

  • 今週末より香港では旧正月に入る。旧正月を前に香港の通貨当局は住民に対して異例の呼びかけを行った。風習で知人や子供に渡すlai see(お年玉?)では新札ではなく旧札を用いるようにしようというものだ。中国の風習では新札をお年玉として渡すのが好まれる。旧札では準備していなかったように見られるのだ。しかし多くの住民が銀行で新札に交換を求めるために、旧正月前は銀行に顧客が殺到する事態になる。銀行では多くの客が店内に滞在すると破綻したのではないかとの印象を与えてしまうことを恐れて、一定額しか両替に応じない。そのため何度も支店に出向く羽目になる人もいる。新札発行に要するコストや資源が無駄に費やされているというのが当局の言い分だ。