- 作者: ジョン・バッテル,中谷和男
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/11/17
- メディア: 単行本
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Google創業の舞台裏も興味深い。スタンフォード大学のプロジェクトとして始めたがすぐに大学のネットの帯域幅の半分以上を占有してしまったらしい。ネット上のドキュメントはどんどん増加していくのでコンピュータのリソースの調達にもかなりてこずったようだ。googlebotがページをダウンロードしていくのが、サイトの負担になるため、サイト運営者のクレームも殺到したり、ページランクという一見傲慢な試みに反発を買ったり、いろいろ大変だったみたいだ。
最初、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの二人はgoogleのテクノロジーのライセンスを販売しようとしたもののポータルサイトでは検索機能が低く見られていたために難航するという状況も現状と対比してみると興味深い。
最初Yahoo!のようなディレクトリ構造のポータルサイトが普及したのは、ネットユーザー自身がネット上にどのような情報があるのか分からなかったためだという指摘。しかしユーザーの考え方が変化し、ネット上に情報があるはずだという確信を持つようになっていたことが検索機能の需要に結びついたという。