20051031

以下の記事を読んだ。

  • 当初は検索技術を販売して収益を上げることを目的にしていたグーグルだが、現在では広告が大きな収益源となっている。現在の状況に至るまでの同社の経緯を紹介している。ユーザーの関心に合致した広告であればそれはユーザーの利益にもなると考えて広告事業に進むことになった。
    面白い記事だが長い。
  • Anheuser-Buschに対する強気記事。同社はシェアの低下や、ワインやウオッカなどのビール以外のアルコール市場の拡大などの材料で株価は下落している。しかし同社の競争力は依然強力であり、今までと同じくワインブームも一時のものになる可能性も高い。同社はバリュー株投資家として著名な投資家からも人気を集めている。キャピタル・インターナショナルやウォーレン・バフェットである。現在の株価ではバフェットが購入した株価よりも安く買える。

  • 日本の取締役会のグローバル化を示す代表的な人物がフクシマ夫妻である。両方とも日本語と英語が堪能で日本と米国のビジネスに精通している。夫のグレン・フクシマ氏はいくつかの日本企業の取締役となっており、みずほフィナンシャルグループの初めての外国人取締役となった。多くの会社から取締役就任の依頼が来ているが、半導体設計ソフトのケイデンスの経営集中するために断ってる状況にある。妻のサキエ・フクシマ氏はヘッドハンティング会社の経営陣である一方で、ソニー花王、ベネッセなどの取締役も務めている。
    以前、ヘッドハンティング会社の人に話を聞いたが、就職先の会社から年収の数割程度を報酬としてもらうという。そのため就職先は、採用者に対してその手数料分を調整して年収を抑えることもあるらしい。電話一本で開業できるので多くの会社が乱立しているみたいだ。この商売で難しいのは、会社から仕事を取ってくることではなく、適した人材を探し出すことみたいだ。たしかにどの会社にどんな人材がいるかなんて外部からはわからない。企業がヘッドハンティング会社を起用する際には2種類の方法があるという。まず固定料金の方法。この方法ではヘッドハンティングの会社は適した人材を見つけることができなくても料金をもらうことができる。もう一つは成功報酬制。この方法では人材を見つけた場合のみ料金を得ることができる。なぜ固定料金の方法が存在するかというと、成功報酬制だとポジションに合わない人材も料金欲しさに無理やり押し込んでくることがあるためだそうだ。

えらく長くなってしまった。

  • GMや自動車部品のデルファイなどが組合との交渉で苦しむ中、投資家は自動車業界で安全な投資先として日本の自動車メーカーに注目している。米国市場においてはいわゆるビッグ3がシェアを低下させている一方で、日本のビッグ3(トヨタ自動車、日産、ホンダ)のシェアは着実に上昇している。確かに日本の自動車メーカーの株価は上昇しており、P/Eを見ても割高になっている。しかしアナリストはまだまだ上昇余地はあると見ているようだ。また日産は高い収益を上げている一方で、損失を抱えているフォードと同じ程度の P/Eに放置されている。日本車メーカーは米国での生産を増加させており、ビッグ3からの価格競争にも耐えている。自動車業界全体を覆う問題(ガソリン価格の上昇、原材料費の高騰など)は日本車メーカーにも悪影響を与えている。日産は利益率9%という業界最高水準を誇っている。

  • ポッドキャストが普及している。多くのコンテンツが提供されるようになった。普通のユーザーでも簡単に作成することができる。必要な機材は安いマイクだけだ。しかしノイズや録音後の編集を考えて、ミキサーや専用録音機などを購入する人もいる。編集してクオリティーの高いものを提供するか、それとも手を加えないでより多くのコンテンツを提供するかという点で提供者側の態度は分かれるようだ。
    著名なサイトであるIT Conversationsも記事の中で紹介されており、数万ドルの機器を少しづつ買い揃えたという。
  • 昔から巨大カボチャを栽培し、町の品評会に出品するのは多くの農家の趣味であった。しかし最近では様子が変わってきており、より競争が厳しくなっている。遺伝子改良により巨大化が容易になったことがある。多くの熱心な栽培家が長時間カボチャの栽培に時間を費やしている。巨大化させるために自然の摂理に反したことも行う。大量の肥料や水を与えるのだ。そのため年々カボチャの巨大化は進み、1トンさえ実現可能と思われるようになってきた。
    1トンのかぼちゃなんてできるのかな。できたとしてもあまりおいしくないと思う。私がかぼちゃを好きではないことは置いといても。かぼちゃといえばスヌーピーの漫画に登場するライナスが信じているかぼちゃ大王を思い出す。