あたしンち

映画 あたしンち [DVD]

映画 あたしンち [DVD]

ミリオンダラー・ベイビーの後にこれを書くのもかなりギャップがある。この映画はだいぶ前に見たものだ。意識に関して考えているとふと思い出した。この映画の中では、ある雷の夜、みかんとお母さんがぶつかって入れ替わってしまう。人格が入れ替わるという映画は他にもあったような気もするが、気になったのはこの点ではなく、意識がない場合には入れ替わりがあっても気づかないんだろうなってことだ。「神々の沈黙」で主張しているように、昔の人には意識が存在しなかったのであれば、他人と自分の区別も存在しなかったのではないかと思う。そうなると人格(人格そのものがないとも言えるかもしれない)が入れ替わるという物語自体が成立しなかったのかもしれない。なんか書いていてよく分からなくなってきた。