20050927

以下の記事を読んだ。
・米国における自動車の燃費規制が変わりつつある。今までは自動車業界(ビッグ3が中心)は、燃費規制を満たすためには車体を軽量化せざるを得ず、安全性が犯されてしまうと主張していた。これを裏付ける研究も存在している。しかし最近では新しい素材や効率的なエンジンなどを利用することにより、安全性を損なわずに、燃費を改良することができる自動車を開発することは可能であることを示す研究が登場している。これを受けて規制当局も久しぶりに燃費規制を強化する動きを見せている。ビッグ3はSUVピックアップトラックなど、ガソリン消費量が多い自動車で利益を上げており、ただでさえ消費者が燃費を気にするようになっているなか、規制強化が業績に与える影響も大きくなるものと見られている。


・映画プロデューサーであるScott Rudin氏はハリウッドの中でも非常に厳しいボスだ。部下が失敗をしでかすと容赦なく首にしてしまう。過去にも多くのアシスタントを首にしてきた。同氏のアシスタントは、ハリウッドにおけるアシスタント同様、様々な仕事をこなさなければならない。労働時間も長く、すぐにボスが切れてしまうために極めて厳しい職場だ。しかし同氏の下で働きたいと考える若者は多い。給与が魅力的であることに加えて、同氏と一緒に働くことでハリウッドにおけるコネを築くことができるためだ。また大物俳優・女優に近づくことができるというメリットもある。同氏のアシスタントを卒業した人はハリウッドのスタジオで活躍している人も多い。


・エネルギーの首都を主張するヒューストンでのガソリン争奪戦。ハリケーンの影響を受けてガソリンスタンドでガソリンが不足しており、ドライバーはガソリンを求めて様々な噂やメディアにあたっている。中にはガソリンタンカーの後ろをついてくる車もあるという。現地のテレビやラジオではどのガソリンスタンドにガソリンがあるかという情報を流している。


・中国の大手電話会社であるChina Netcomは一見したところ、問題含みの会社である。CFOは退任し、海外部門は理由が示されることなく解体されているためだ。しかしアナリストは強気姿勢を見せている。というのも同社の業績は好調なためだ。特に収益性の高いブロードバンド事業の伸びが高い。同社はライバルのChine Telecom(中国南部で営業)と異なり、中国北部で営業している。まだ電話やブロードバンドの普及率が低いことが今後も高い成長が見込めると予想されている。加えてもうすぐ携帯電話の免許が与えられると見られていることもプラス材料だ。しかし長期的には問題もある。CFOの退任、加えてCEOの退任の噂に見られるように社内での対立が懸念されている。CEOやCFOは海外で経験を積んでおり、官僚的な同社の体質と協調するのは難しいと指摘するアナリストもいる。