ユーザーイリュージョン

この本も非常に面白い。まだ半分程度しか読んでいないのでまだまだ楽しめそうだ。現在読んでいるのは目の働きについて。人間が見ているのは現実そのものではなく、現実の解釈でしかないという。目の錯覚はその解釈が正しく働いていない時に発生するもののようだ。
子供の頃より疑問に思っていた、「自分が見る赤色と、他人が見る赤色は同じか?」という問題も出てきた。これは哲学では古い問題だそうで、「他我問題」と呼ぶらしい。長い間哲学者を悩ませている問題で、未だきちんとした説明はできない。