20050524

以下の記事を読んだ。
・複数の業界関係者の話では、Appleが自社PCのMPUとしてIntelチップの採用を検討しているという。IBMPowerPCからの大規模な転換になるのかは不明。単にPowerPC購入における交渉の一環としての交渉材料として利用しているだけとも考えられる。Intel搭載の機種を投入することにより、Dellなどの PCメーカーと競争できる価格帯にまで価格を引き下げることができるというメリットがある。またIntelにとってもAppleで自社チップの採用が実現されれば、テクノロジー面のリーダーとしての地位を強化することができる。Mac OS XIntelにそのまま移植されるケースは考えにくいと消息筋は指摘している。そのまま移植するとMicrosoftとの競合が激しくなるためだ。機能を限定したOS・アプリケーションをIntel上に移植する可能性が高いと指摘している。Appleでは正式はコメントがないが、来月行なわれる開発者向け会議で発表される可能性もある。


・イタリアでのボトル入りの水の消費量は世界一である。アメリカ人の倍以上の水準となっている。古代ローマの頃からミネラル入りの水は健康によいと信じているためだ。イタリアの水道は決して悪くはなく、充分飲むことができる。ただ消費量は多いものの、屋外での消費はアメリカ人の半分程度となっている。というのもイタリアでは歩きながら飲んだり食べたりするのは行儀悪い、または消化に良くないと考えられているためだ。加えてニューススタンドでは水を売ることができないという規制も販売を難しくしている。そのため水を買うにはバーやキオスクまで行かなくてはならないのだ。このような状況の中、Nestleネスレ)は屋外での消費を増やそうとマーケティングを強化している。かばんの中で持ち歩いても水漏れしないということを大々的に謳ったり、リゾート地などで試供品などを配布している。


・住宅価格の上昇により、自らの持ち家を利用して不動産投資を行なう向きが増加している。ホームエクイティーローンを利用して、値上がり益を現金化できるためだ。このようにして取得した現金がどの程度不動産に流れ込んでいるのかは正確に把握することはできない。貸付を行なっている銀行も利用目的を特定しないためだ。しかし多額の資金が不動産投資に流れ込んでいると推定されている。これはドットコムバブルの最中に、信用で株式投資を行なっていたという構図に似ている。不動産は株式ほど値下がりしないと投資家は考えているのだ。不動産価格が下落しても信用での株式投資のように追証が発生しないというメリットもある。また移民やベビーブーマーが住宅需要を下支えするという期待も大きい。不動産投資が過熱して物件価格が上昇しているため、賃貸収入では採算が取れない状況もある。単純に値上がり益を期待して投資しているのだ。最初の数年間は金利だけを支払うことができる、利払いのみの(Interest Only)の住宅ローンが普及していることも投資の過熱を引き起こしていると見られている。


・急速に普及しつつあるHDTVを受けて、業界内での勝ち組、負け組を分析。HDTVはDVDプレーヤーよりも急速な普及を実現している。テレビを生産している企業以外にも、画像処理の半導体メーカー、ビデオ編集ソフトウェアの会社、通信衛星運営企業などへの恩恵がある。



Pentium Mac登場か。