20050412

以下の記事を読んだ。通勤には引き続きiPod Shuffleのみを携帯。
・タイの銀行セクターは90年代後半のアジア金融危機を受けて、不良債権の山に苦しんでいたが、ようやく回復しつつあるようだ。不良債権比率は1割程度の水準にまで低下してきた。たしかにこの数値は欧米と比較するとまだ高水準であるものの、改善が進みつつあることにアナリストも強気になっている。今年になってからのタイの銀行株の値動きは、市場全般からは出遅れている。銀行株は景気に遅れて反応するセクターだと見られているためだ。企業は今までバランスシートの修復に忙しく、設備投資を行なってこなかったが、今後は借り入れも増加し、銀行の収益を押し上げるものとアナリストは予想している。原油高による景気低迷や、タイ南部によるテロ事件などがリスク要因として考えられる。


・米国の自動車メーカーの苦境が自動車部品メーカーにも飛び火している。メーカーからの受注が減少していることに加えて、商品相場の上昇によるコスト増加と、自動車メーカーからの支払条件の変更といった三重苦が部品メーカーを苦しめているのだ。財務体質が悪化している部品メーカーも多く、破産法11条の申請に追い込まれた企業もある。財務体質が悪化すると、銀行からの融資契約に含まれている財務制限条項に抵触することになり、懸念されている。利払い費用がキャッシュフローの一定比率を上回るとこのような条項に違反することになる。そのため企業の中には既に銀行と交渉して条件の変更を行なったところもある。部品メーカーの中では資金をいかに調達するかが優先課題となっている。しかし貸し手は少なく、ヘッジファンドぐらいしか見当たらない。ヘッジファンドから融資を受ける場合は、銀行に提供していない担保を差し出す必要がある。そのため融資を受けても事態が改善せずに破産法の申請に追い込まれた場合は、再生が難しくなるというリスクを抱えている。DelphiやVisteonなどの大手部品メーカーは今までの親会社からの支援を受けることができるものと見られている。


旧ソ連で開発されたスペースシャトルの運命。米国に対抗して10機以上のシャトルが開発されたものの、実際に宇宙に飛んでいったのはごくわずかであった。ソ連崩壊と共に開発計画も中止されている。残ったシャトルは分解されたものもあるが、一機はシンガポールの会社に売却された。展覧会の目玉として利用しようとしたのだ。シンガポールの会社が購入する前には、豪州の企業がシドニー五輪にあわせた展覧会で展示するために借り受けたが観客が集まらず、失敗に終わっている。シャトルを購入したシンガポールの会社は、バーレーンと契約を結び、バーレーンで開催する展覧会に貸し出すことになった。しかしこの展覧会も大して観客を集めることはできなかった。貸し出し期限が切れたものの、シャトルは依然バーレーンに放置されている。ロシアがシャトルの売却契約の無効を申し立てたためだ。ロシアによると購入したシンガポール企業は代金を未払いだと主張している。解決するまではバーレーンシャトルがとどまることになる。現状では機体はさび、機内では野良犬が住みついているという。


・大学生が飲酒のために偽造した身分証明書を持つのは昔からある行為であった。しかし最近ではハイテク技術により、警察官でさえ区別がつかない運転免許証の偽造を行なう学生も出ている。ネットで偽造のための材料は簡単に調達することができるのだ。バーでも巧妙になった偽造身分証明書を見破るために、スキャナーを導入するところも出ている。対策として学生達は地図を作成してスキャナーでチェックするバーを識別しているのだ。州毎に異なる免許証の形式を統一したり、偽造を防ぐための技術を導入するものの、いたちごっこの状況になっている。偽造した学生は懲役になる可能性もあるが、偽造ルートを摘発することに警察は焦点をあわせているようだ。


最近はだいぶ読む量を減らしてきた。そのおかげか、目の疲れもかなりなくなってきたようだ。最近毎日飲んでいる、キューピーコーワiが効いているのかな。
毎日iPod Shuffleを持っていっているが、電車の中でもiPodをよく見かけるようになった。iPodよりもiPod miniのほうが見かける機会が多いような気がする。ただShuffleを首からぶら下げている人はまだ見たことがない。