TH55で以下の記事を読んだ。
・マカオのカジノ株が急騰を見せている。既に売上はラスベガスに並ぶ水準にまで成長している。具体的にはLas Vegas Sands、Wynn Resorts (この2社は米国上場)や、Shun Tak Holdings、Melco International Development(この2社は香港上場)などである。中国で唯一のカジノであり、本土からの観光客が急増しているのだ。しかし懸念も多い。マカオにおけるカジノ建設ラッシュが発生しており、供給過剰になるのではとの指摘もなされている。また犯罪行為なども心配されるところである。家族経営の企業であるために、少数株主が不利益を受ける場合もある。最近ではShun Takが親戚に対して時価を大幅に下回る価格で株式を発行したという事件もあった。
Macau Gambling Stocks Are Latest China Play
(WSJ)(Heard on the Street)(2005/02/23) (1138 words)
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macau (30.12) melco (30.04) macau's (18.39) shun (16.43) gambling (16.22)
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・ナパ・バレーでのワイン生産をめぐる争い。低価格のワインで市場を席巻した実業家が、ナパ・バレーのワイナリーを次々買収していった。しかし買収したワイナリーで生産されるワインにはナパで栽培されていないぶどうも多く含まれているために、ナパ・バレーの競合ワイナリーは反対運動を起こしたのだ。ナパ・バレーを示すラベルを貼っているのに、実際にはよそで栽培されているぶどうを用いているのは詐欺だというのだ。政治家も動かして、このような商法は違法とする法律を州議会で可決させることにも成功しているのだ。しかし、この実業家も黙っておらず、制定された州法は連邦憲法違反であると連邦裁判所に訴えているのだ。この騒ぎの結果はワイン業界にも大きな影響を及ぼすものと見られている。
In Napa Valley, Winemaker's Brands Divide an Industry
(WSJ)(2005/02/22) (2309 words)
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franzia (63.57) napa (34.47) bronco (25.12) vintners (24.29) grapes (23.33)
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・米国の電話市場では、ユニバーサルサービスを実現するためにUniversal Service Fundという基金が設立されている。都市部の加入者が基金に拠出し、過疎部での電話運営費用を補助するという仕組みである。これにより全米で電話に加入することが可能になっている。この基金は長距離電話料金の一部から徴収されている。しかしこの基金の存在意義や今後のあり方に対して議論が起こっている。というのも新しい技術の登場や業界内での整理統合などにより、基金に拠出する金額が少なくなっているためだ。長距離電話市場は料金低下により、急速に縮小している。そのため基金に拠出される金額も減少しているのだ。IP電話やケーブルテレビの電話サービスは基金の対象外となっている。携帯電話では長距離電話かどうか区別することが難しいとの理由で、一定比率を長距離電話とみなしている。そのため実際よりも低い金額しか拠出していないのではないかとの指摘もある。都市部ではほとんど知られていない特定地域でのみ営業している電話会社は、基金からの補助金が売上の多くを占めている。このような電話会社は地域の政治家とのつながりも大きく、基金の今後をめぐっては大きな発言力を有しているのだ。
In Tiny Towns, New Call Options Shake Up an Old Phone System
(WSJ)(2005/02/22) (2089 words)
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usf (35.63) vonage (15.82) internet-phone (14.04) phone (12.20) rural (12.00)
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・集団訴訟の改革に成功したブッシュ政権は、今度は医療過誤の裁判での賠償金額に上限を課す政策を進めている。賠償金がうなぎのぼりに上昇していることが、医者が負担する保険料の急騰に結びついているとの論法である。たしかに最近では保険料率が上昇している。しかしこれは必ずしも賠償金の増加とは関係がないと指摘する研究者もいるのだ。賠償金額はそれほど伸びていないとの統計がある。それよりも保険業界内における変化のほうが料率の高騰に関係が深いと見ているのだ。預かった保険料の運用収益が低下していることや、同時多発テロ以降の損害保険業界全般における料率上昇がより関係しているとの指摘もある。料率は周期性があり、昨年は伸びはかなり鈍化しているとのデータもある。またブッシュ政権が進める賠償金に上限を課すという政策に関しても、既にいくつかの州では導入が行なわれている。しかし必ずしも料率は低下していない。
Behind Those Medical Malpractice Rates
(New York Times)(2005/02/22) (1702 words)
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malpractice (23.85) smarr (17.65) insurers (15.92) premiums (11.99) insurance (11.58)
(New York Times)(2005/02/22) (1702 words)
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・オーストラリアの資源株であるBHP Billitonの株価が好調に推移している。今まで同社は主要なライバルであるRio Tintoに見劣りしていたものの、この構図逆転しつつある。BHPはRioと異なり、石油部門を抱えているためだ。そのため原油価格上昇の恩恵を大きく受けている。鉄鉱石や石炭でも中国からの需要が引き続き強く、価格が上昇している。4月からの新しい契約では前年から7割以上の価格上昇が期待されている。株価上昇にも関わらず、好材料がそろっている中ではアナリスト達は強気な姿勢を崩していない。経営陣も強気な見方を示しており、増配を発表している。キャッシュフローが高水準にあるために、買収を進めるのではないかとの憶測も流れている。
BHP Is Bursting With Potential Even as Shares, Earnings Surge
(WSJ)(Heard in Asia)(2005/02/23) (958 words)
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tinto (18.40) tinto's (15.02) whitten (12.08) whitten (12.08) iron-ore (9.92)
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・インドのハイテク企業が、米国企業から人材の引抜を強化している。米国市場や海外市場でのシェアを高めるのに必要な能力を持つ人材を内部で育成するには時間がかかるためだ。成長力が高いために、魅力的な年収を提示できるようになっている。
India Poaches U.S. Executives For Tech Jobs
(WSJ)(2005/02/22) (1001 words)
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bettinger (21.24) bettinger (21.24) tata (13.81) indian (12.52) kannan (12.26)
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先日購入したSoundview Executives Book Summariesをどのように利用するか検討中。mp3ファイルをCLIEに入れて聞こうかな。