20050214

TH55で以下の記事を読んだ。
・米国の不動産王であるSam Zellの支援を受けているメキシコ企業の株価が急騰している。IPO以降株価は9割以上上昇した。この企業の名前はDesarrolladora Homexといい、メキシコで住宅建設を行なっている。メキシコの住宅市場は住宅ローンを受けやすくなったことから成長している。競合会社と異なり、米国市場に上場している。ただ南米に特化したファンドはあまりこの企業を評価していないようだ。評価水準が高いことや財務体質が悪いこと、土地の在庫が少ないことなどを懸念しているのだ。




・死体を冷凍保存して、医学が進歩した将来に生き返ることを目的にした非営利団体の紹介。この団体はAlcor Life Extension Foundationといい、既に多くの死体を冷凍保存している。全身を保存するだけではなく、頭部だけを切り取って保存するというサービスも行なっている。全身保存する場合だと10万ドル以上の費用がかかる。現在のところは大きな収益には結びついていない。というのも、今まで生き返った例が存在しないためだ。そのため冷凍サービス自体の必要性が問われているのだ。この団体ではドキュメンタリー映画の作成や、見学ツアーなどを行なって知名度の向上を図る考えである。



・日本のREIT市場は数年前に登場してから上昇基調を続けている。昨年の収益率は3割以上であり、米国REIT市場とほぼ同じ水準にある。ただ日本の REIT市場の規模は米国の1割程度しかない。しかしこれからは多くの企業がREITを公開させる予定を立てており、供給が急激に増加する可能性がある。株価上昇により、利回りも低下しているが、日本国債と比較した場合まだまだ高い水準にある。そのため日本の機関投資家投資信託が買いを続けているのだ。高いPBRを受けて、懸念を見せるアナリストもいる。ただ日銀がゼロ金利政策を続ける限りは他に選択肢は少なく、REIT相場も維持されると見る向きもある。